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■日本一大きな石のお地蔵さんがいる行基ゆかりの古刹『泉橋寺』

 今から1300年ほど前の天平十二(740)年、聖武天皇の命により平城京から山
城の恭仁京への遷都が行われました。この地が選ばれた理由は、当時の太政大臣だ
った橘諸兄の本拠地であったからだとも言われています。遷都が行われたものの都
としては完成せず、天平十五(743)年に聖武天皇は紫香楽宮に移られ、天平十六
(744)年には難波京に遷都。そして天平十七(745)年、都は再び平城京に戻さ
れました。わずか3年余りという短命ながら、恭仁京は、「大仏建立の詔」と「国
分寺・国文尼寺建立の詔」が発せられた都として日本の文化史上、重要な位置を占
めているのです。

 この恭仁京遷都の名残を伝えているのが『泉橋寺』です。新しい都を造るために
泉河(今の木津川)にいくつかの橋が渡されました。その中でも天平十三(741)
年、高僧・行基が優婆塞(うばそく)らの弟子を率いて架けたのが泉橋。この橋の
建立の際に建てられた『泉橋院(発菩提院・隆福尼院)』を前進としています。行
基が聖武天皇の勅を奉じ諸国に創建した四十九院のひとつと伝えられている古刹
です。

 創建時は七堂伽藍を備えた立派な寺院でしたが、平安時代の末、源平の合戦での
平重衡の南都攻めで焼失してしまいました。鎌倉時代になると奈良・般若寺の僧で
あった真円上人が再興。その時に造られたのが、今に残るお地蔵さんです。もとも
とは地蔵堂に納まっていて、台座や光背もあったようですが、応仁の乱で焼き払わ
れ、江戸時代になって頭部と両手が修復され、今の姿になったと伝えられています。
多少小ぶりになってしまったそうですが、高さ約4.58メートルの堂々とした姿は、
「日本一大きな石のお地蔵さん」として名を馳せています。

 『泉橋寺』には「日本一大きな石のお地蔵さん」をはじめ、国の重要文化財に指
定されている五輪塔などがあります。歴史ロマンを感じることができる名所を、ぜ
ひ訪ねてみてください。
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